保育士は、子どもの命を預かる仕事

私の場合、保育士の志望動機のまず第一に、赤ちゃんや子どもが好きだからという理由が挙げられます。ひとにもよると思いますが、私の場合、いずれお母さんになりたい、できれば子どもは3人くらいは育てたいという希望アリ。

保育士の仕事は、やがて母になるための予行演習?たくさんの子どもたちと触れ合って、子育ての知識を得て、名実ともに保育の専門家になる。その経験は自分の子育てにも活かされて、ストレスなく、楽しく子育てできたらいいな。…

現実は、そんな自分勝手な夢想だけではすまないことも、わかりました。それは、保育士の、保育の場での監督責任です。保育中のミスによって、取り返しのつかない事故になることもあります。過去では、園外保育のときに園児が川に転落したり、園庭のプールで溺れたり、お団子をのどに詰まらせるなどの原因による死亡事故も起きていて、保育士が業務上過失致死の疑いで書類送検されています。

平成24年度の厚労省のまとめによると、0歳児の死亡例が12件も起きています。ほかに、火傷や骨折などのケガをした園児は127名にも上るとか。127件のうち、110件は、認可保育園で起きた事故で、ケガは行動が活発になる5歳児に多かったそうです。そして、昨年の事故数は、なんと、過去最多(2013年1月18日付朝日新聞)。保育園数の増加と関係があるとは、思いたくありませんが…。

事故は、保育士がちょっと目を離したすきに起きています。母は「あなたはお転婆で、男の子とばかり遊んでいると聞いていたし、擦り傷は、しょっちゅうだった。仕事中、事故がいちばん心配だった」だったとか。会社の事務員が、PCの入力ミスで書類送検までされることはありません。仕事中にうっかり居眠りしても、同僚や上司から注意されるくらいでしょう。

それに比べると、保育士は、子どもたちの遊び相手になる以上に、何よりも、その安全を守ることが使命なのだ、社会的責任がとても重い職業なのだ、と、気が引き締まるのです。